Home > 診療案内 > 歯周病治療

歯周病治療

歯周病治療について

当院の歯周病治療の特徴、診療方針

歯周病治療について

歯周病の主な原因は、歯垢や歯石などの細菌の蓄積です。これらの細菌が歯と歯茎の間に集まり、炎症を引き起こし、歯肉を損傷することで歯周病が進行します。

当院ではまず現状をしっかり把握するための資料採取をしっかり行います。その後国家資格を持った衛生士により一人ひとりにあった口腔衛生指導、プラーク除去、歯石除去、ホームケア製品の確認、ホームケアのチェックを行なっていきます。また歯周治療なども患者さまの協力無くして成功はありません。ホームケアがとても大事になりますので写真や動画や紙媒体を使って説明などを行い知識や情報の獲得、モチベーションアップに繋げていきます。

顕微鏡を使った検査

顕微鏡を使った検査

歯周病や虫歯は口腔内の細菌が原因になります。そこで、口腔内の汚れを採取し位相差顕微鏡を用いて、細菌の量や種類、活動性を観察します。

歯周病の
症状段階別の特徴

軽度歯周病

軽度歯周炎(歯周ポケットの深さ3〜4mm)
見た目

歯肉の軽度な腫れや赤みが見られることがあります。

痛み

違和感を感じることがあります。痛みは強くない、または気付かない場合があります。

日常生活の支障

食事や歯磨き時に違和感を感じたり軽い出血があります。

中等度歯周病

中等度歯周炎(歯周ポケットの深さ5~7mm)
見た目

歯肉の丸みが際立ち歯と歯肉の境界が不明瞭になります。腫れや発赤が目立ち、歯肉痛みを伴った出血や排膿が見られることがあります。

痛み

歯肉痛みや排膿が出ることがあります。

日常生活の支障

食事や歯磨き時に出血や違和感、歯の揺れに気付きはじめます。また口臭が強くなることがあります。

重度歯周病

重度歯周炎(歯周ポケットの深さ7mm以上)
見た目

歯肉の腫れが深刻で、歯が抜け落ちる可能性が高くなります。歯肉の退縮が著しい方もいます。

痛み

強い歯肉の痛みや歯の不快感があります。腫れぼったい感じや歯が浮いている感じがあります。

日常生活の支障

食事の時に痛みや歯の強い揺れ力が入らないなど日常生活に大きな支障が出る可能性があります。

歯周病は痛みや、歯周病と気付くまでに時間がかかります。また、症状は個人によって異なる場合がありますので、気になったらすぐに歯医者さんにご相談ください。

歯周病・歯肉炎について

歯周病・歯肉炎について

歯周病と歯肉炎は、早期に発見し適切な治療を行うことが大切です。定期的な歯科検診や適切な歯磨きなど、予防にも注意が必要です。

歯周病とは

歯周病とは、歯とその周囲の組織である歯肉や骨に影響を及ぼす慢性的な炎症性疾患のことを指します。歯垢や歯石による細菌の増殖が主な原因とされています。

歯周病の症状

初期の段階では歯肉の軽度な腫れや出血が見られることがあります。進行すると歯と歯肉の境界がぼやけ、歯がぐらついたり抜け落ちることがある場合もあります。

歯周炎とは

歯肉炎は、歯周病の初期段階で、歯肉の炎症が進行している状態を指します。主な原因は歯垢の蓄積で、適切なケアをしないと進行し歯周病に発展する可能性があります。

歯周炎の症状

歯肉が赤く腫れ、触れると出血しやすくなります。また、歯肉が痛んだり、口臭が強くなることがあります。

歯周病になる原因、なりやすい人

歯周病の主な原因は、口腔内に蓄積する細菌による慢性的な炎症です。具体的には以下のような要因が歯周病の発症に関与します。

歯垢(プラーク)

歯垢(プラーク)

蓄積口腔内には常に細菌が存在し、歯面に付着する歯垢は細菌の集まりです。適切な歯磨きや定期検診を怠ると、歯垢が増加し、細菌が増殖して炎症を引き起こす可能性が高まります。 歯石の形成歯垢が硬化して歯石になると、歯石の表面に細菌が付着しやすくなります。歯石は歯ブラシでの除去が難しく、歯科医院でのクリーニングが必要です。

喫煙

喫煙

歯周病のリスクを増加させる要因の一つです。遺伝的要因遺伝的な要素も歯周病の発症に関与することがあります。

免疫力の低下

免疫力の低下

免疫力が低下すると、細菌に対する抵抗力が弱まり、歯周病の進行が加速することがあります。 歯周病は早期発見早期治療が重要です。適切な歯磨きや歯科検診を定期的に行い、歯周病のリスクを軽減する努力が必要です。

歯周病と全身疾患について

審美歯科について

歯周病と口臭

口臭は主に口腔内の細菌による代謝物や腐敗物質によって引き起こされることが多く、歯周病が一因となることがあります。 歯周病では、歯垢や歯石に付着した細菌が歯肉や歯肉周囲の組織に炎症を引き起こします。この炎症が進行すると、歯肉や歯との結合が弱まり、歯周ポケットと呼ばれる深い隙間ができることがあります。 これらのポケットは細菌の蓄積や増殖に適した環境となります。

このような状況で細菌が増殖すると、口腔内の細菌の代謝によって悪臭を放つ揮発性有機化合物(VOC)が生成されます。 これが口臭の原因となります。したがって、歯周病が進行すると、口臭が強くなる可能性が高まります。口臭を軽減するためには、歯周病の予防と治療が重要です。 定期的な歯科検診や適切な歯磨き、歯間ブラシやフロスを使った歯周ケアを行うことで、口臭や歯周病のリスクを軽減できます。

歯周病と全身疾患の関係性

歯周病と全身疾患には、相互に影響を及ぼす可能性があります。 口腔の健康状態が全身の健康に影響を与えることが、研究によって示唆されています。 以下は、歯周病といくつかの全身疾患とのつながりの一般的な例です。

心血管疾患

歯周病の炎症が全身に広がることで、心血管疾患のリスクが増加するとされています。炎症が動脈硬化を促進し、心臓への影響が懸念されます。

糖尿病

歯周病の進行が糖尿病のコントロールを悪化させる可能性があります。また、糖尿病を患っていると歯周病の発症リスクが高まるとも言われています。

妊娠関連の合併症

妊娠中の歯周病が、早産や低出生体重児のリスクを増加させることがあります。

呼吸器疾患

歯周病の炎症が、肺感染症のリスクを高める可能性があります。

アルツハイマー病

一部の研究によれば、歯周病とアルツハイマー病との間に相関があるとされていますが、詳細な関係はまだ解明されていません。

これらの関連は、炎症反応や細菌の影響によるものと考えられていますが、明確な因果関係は研究が進行中です。 一般的には、口腔の健康を維持することが全身の健康にも良い影響を及ぼすとされています。 定期的な歯科検診や適切な歯磨き、口腔ケアを心掛けることが重要です。

歯周病で抜歯を行った方が
良いケース

歯周病が進行して歯がグラグラな場合

重度の歯周病により、歯の支持組織が壊れて歯がぐらついたり揺れが大きいなど抜け落ちる可能性が高まった場合、抜歯が検討されることがあります。

治療が効果がない場合

歯周病の治療が効果的がうすく、歯肉の腫れや感染が継続する場合、抜歯が選択されることがあります。

歯周病による全身へのリスク

歯周病が全身の健康に悪影響を及ぼすリスクが高い場合、特に免疫力が低下している場合、感染を予防するために抜歯が考慮されることがあります。

歯の位置や咬合による問題

歯周病の影響により、歯が不正確な位置にある場合や咬合に影響を及ぼしている場合、抜歯が必要になることがあります。

歯を抜歯するかどうかは個々の状況によって異なります。歯科医師は患者の口腔状態や全身の健康を総合的に判断し、適切な治療法を提案します。早期に歯周病を発見し、適切な治療を行うことで、抜歯を避ける可能性が高まります。定期的な歯科検診と適切なケアを心掛けることが大切です。

歯周病のセルフチェック

歯周病のセルフチェックにはいくつかの症状やサインがあります。
以下は、歯周病のセルフチェックの一般的な方法と注意すべき症状の例です.

歯肉の腫れや赤み

歯肉が腫れたり赤くなっている場合、歯周病の初期段階のサインかもしれません。

歯肉からの出血

歯を磨いたり、食事をした後に歯肉から出血する場合、歯周病の可能性があります。

歯がぐらつく

歯がぐらつく、動いたり、抜ける感じがある場合、歯周病が進行している可能性があります。

歯周ポケット

歯肉と歯の間に深い隙間(歯周ポケット)ができている場合、歯周病が進行している可能性があります。歯科医師が歯周ポケットを測定して判断します。

口臭

常に口臭が強く感じられる場合、歯周病や口腔内の問題が考えられます。

セルフチェックの結果、これらの症状が見られる場合は、歯科医師の診断と治療を受けることが重要です。早期の段階で歯周病を発見し、適切な治療を行うことで、進行を防ぐことができます。定期的な歯科検診を受けることも、歯周病の早期発見に役立ちます。

歯周病治療の流れ

症状や進行度合いによって異なる場合がありますが、一般的な歯周治療の流れになります。

事前検査

1歯周評価

現状の状態チェックと比較用の資料採取になります。歯科医師が口腔状態を評価し、レントゲン写真を撮影します。歯周病の進行度合いや影響を確認します。衛生士は歯周ポケットの測定や写真を行います。

治療開始

2口腔衛生指導

歯周病の予防や進行を遅らせるためにはホームケアがとでも大事になります。衛生士による適切な歯磨き方法や歯間ブラシ、フロスの使い方、口腔ケアグッズの正しい選択などの口腔衛生指導が行われます。

人工歯の装着

3スケーリング

歯垢や歯石を歯科医師や歯科衛生士が除去するクリーニングが行われます。歯垢や歯石は歯磨きだけでは取り除くことが難しいため、専門的なクリーニングが重要になります。

人工の歯(上部構造)を装着

4再評価

スケーリングによってどれぐらい効果があったか歯周ポケット検査を行います。ここで改善されていれば定期検診になり予防歯科へシフトします。治療が必要であれば次のステップにいきます。

メインテナンス

5SRP及び根面清掃

歯周ポケット内に溜まった深い所にある歯垢や歯石を除去し、歯の根面をなめらかに整えるプロセスです。これにより細菌の蓄積を減らし、炎症を抑える効果が期待されます。浸潤麻酔を使います。

メインテナンス

6再評価

SRPや根面清掃によってどれぐらい効果があったか歯周ポケット検査を行います。ここで改善されていれば定期検診になり予防歯科へシフトします。治療が必要であれば次のステップにいきます。

メインテナンス

7歯周外科手術

歯周ポケットが深い場合や、歯肉の状態改善が必要な場合、歯周外科手術が行われることがあります。歯周外科手術は歯肉を切開剥離を行い炎症の原因になる歯石や汚れなどの起炎物質を除去し歯周組織の再生や環境改善を目的とします。 全身疾患があったり外科的なことをやりたくないなど希望に沿って治療を行いますのでご安心ください。 また喫煙者や口腔内清掃不良や全身疾患の内容によっては行えない場合があります。

メインテナンス

8再評価

歯周外科手術によってどれぐらい効果があったか歯周ポケット検査を行います。ここで改善されていれば定期検診になり予防歯科へシフトします。さらに治療が必要であれば抜歯または高次医療機関に紹介になります。

メインテナンス

9定期検診及び予防歯科

ここからは予防歯科です。治療後は定期的な再評価とメンテナンスが重要です。定期的な歯科検診とクリーニングにより、歯周病の再発を防ぎ、健康な口腔状態を維持します。

歯周治療は患者様それぞれの症状や生活背景や環境に合わせて行われるため、歯科医師や衛生士そして患者様の協力が必要です。早期に歯周治療を受けることで、歯周病の進行を防ぎ、口腔の健康を維持することができます。

歯周病の予防について

歯科医院でできること

  • 正確な歯のクリーニングと衛生士による歯石除去を定期的に受けることが重要です。
  • 歯周病の早期発見のため、定期的な歯科検診を受けることが大切です。
  • 歯周ポケットの測定やレントゲンなどの検査で歯周状態をチェックします。
  • 適切な歯みがきの指導や、口腔衛生のアドバイスを受けることが有効です。
  • エビデンスに則った情報を受け取れます。
  • 口腔内の悩みを一緒に考えたり改善することができます。

自宅でできること

  • 正しい歯磨きを心掛け、朝晩2回を目安に行うことが大切です。
  • 歯ブラシを定期的に交換し、適切な歯みがきを行います。
  • 洗口剤を使用するなど、口腔内の清潔を保つように心掛けましょう。
  • 喫煙や過度のアルコール摂取を避けることも歯周病予防に役立ちます

歯周病の予防には、歯科医院での定期的なケアと自宅での適切な口腔ケアの両方が重要です。早期に予防に取り組むことで、歯周病の進行を抑え、口腔健康を維持することができます。

歯周病の治療法

スケーリングとは

スケーリングは、歯の表面や歯ぐきに付着した歯垢(プラーク)や歯石を専用の器具を使って除去する歯科治療の一つです。主に歯周病の治療や予防に用いられます。

スケーリングの必要性

歯垢や歯石は、不適切な歯みがきや口腔ケアが原因で歯に付着し、歯周病や歯のトラブルを引き起こす原因となります。 スケーリングはこれらの歯垢や歯石を取り除くことで、歯と歯ぐきの健康を保ち、歯周病の進行を防ぎます。

スケーリングで改善すること

ケーリングにより、以下のような点が改善されます

  • 歯垢や歯石の除去により、口腔内の細菌の繁殖を抑え、歯周病の進行を防ぎます。
  • 歯ぐきの炎症が軽減され、歯ぐきの健康が改善されます。
  • 歯周ポケットの深さが浅くなり、歯と歯ぐきの接着力が強化されます。
  • 口臭の改善に影響します
  • 歯の表面がきれいになり、歯の見た目や口腔衛生の向上につながります。

スケーリングは口腔健康の維持に重要な処置であり、定期的な歯科検診と組み合わせて行います。私達と一緒に健康を守っていきましょう。

歯周外科治療
(フラップ手術)

フラップ手術とは

フラップ手術は、歯周病の進行を防ぐために行われる歯周外科治療の一つです。歯周組織を切開して歯ぐきを持ち上げ、その下にある歯根表面や骨組織にアクセスします。 スケーリングやSRPで取れない汚れをしっかり取り除いたり、歯根表面や骨のクリーニング・整形が可能になります。

どんな症状の時に行う治療なのか

フラップ手術は、以下のような症状がある場合に行われることがあります

  • 歯周病が進行しているため、歯周ポケットが深くなっている場合。
  • 歯茎の腫れや炎症がひどく、通常の歯周治療だけでは改善が見られない場合。
  • 歯周組織や骨の再生が必要な場合。

治療で期待できる効果は

フラップ手術により、以下のような効果が期待されます

  • 歯周ポケットの深さが浅くなり、細菌の侵入を防ぎます。
  • 歯ぐきの腫れや炎症が改善されます。
  • 歯根表面や骨組織のクリーニングや整形により、歯の安定性が増し、歯周組織の再生が促進されます。

治療の特徴と流れ

フラップ手術の特徴と流れは次の通りです

  • 局所麻酔を行い、患部を麻痺させます。
  • 歯ぐきを切開してフラップ(歯ぐきの皮弁)を剥がします。
  • 歯根表面や骨組織をクリーニング・整形します。
  • 必要に応じて歯根面に対して再生促進の治療を行う場合があります。
  • フラップを再び元の位置に戻し、縫合を行います。
  • 縫合が完了した後、治療した部位の経過を観察しながら経過を見守ります。

フラップ手術は専門的な治療であり、歯科医師による適切な評価と計画が必要です。 患者さんの口腔健康状態に合わせた治療方法を選択し、成功率を高めるために患者様の協力が大切です。

診療時間
9:30-13:00
14:30-18:30

休診日:月曜、日曜、祝日
電話受付時間:9:15-13:00、14:30-18:45



ご予約・ご相談はお気軽に!

ご予約・ご相談はお気軽に! ご予約・ご相談はお気軽に!
あおやま歯科・武蔵境

〒180-0022 東京都武蔵野市境2丁目21−14TEL: 0422-38-8293

【電車でお越しの方】
JR中央線「武蔵境駅」徒歩6分

武蔵境や東小金井からもアクセス良好な歯医者、あおやま歯科・武蔵境。
精密な治療を行い予防歯科を重視しています。亜細亜大学にも近く学生さんも大歓迎。

  • 予防に強い

    予防に
    強い

  • キッズスペース有り

    キッズ
    スペース
    有り

  • わかりやすい説明

    わかりやすい
    説明