将来の虫歯予防のために
乳歯がそろい、話したり食べたりする力がどんどん育つ3〜5歳。この時期の習慣づけと予防が、将来のむし歯リスクを大きく左右します。保護者の方が知っておきたいポイントをご紹介します。
乳歯の虫歯治療の重要性
「乳歯はどうせ抜けるから…」と思っていませんか?実は、乳歯の虫歯は永久歯にも影響を与える重要なポイントです。
- 虫歯を放置すると、歯並びや噛み合わせが乱れる原因に
- 痛みや腫れで食事が偏る・発音に支障が出ることも
- 乳歯の下で育つ永久歯の健康にも悪影響が出る可能性あり
歯みがき習慣の身につけ方
3歳を過ぎると自分で磨きたがる子も増えますが、必ず仕上げ磨きを続けましょう。
- 最低でも1日1回は大人が仕上げ磨きを
- 明るい場所で、楽しい声かけとともに
- 歯みがきを「習慣化」できれば、小学校以降も安心!
フッ素塗布の効果と頻度
フッ素は、歯の表面を強くし、虫歯菌の働きを抑える「予防の味方」です。 定期的なフッ素ケアでむし歯ゼロを目指しましょう!
- 歯科医院での高濃度フッ素塗布は3〜4ヶ月ごとが目安です
- ご家庭でもフッ素入り歯みがき粉(500ppm以上)を活用しましょう
- フッ素は虫歯予防だけでなく、初期虫歯の進行を止める働きもあります
おやつの与え方と虫歯予防
与え方の工夫でむし歯リスクを減らせます。食べたあとは口をゆすぐか、時間があれば歯みがきを!
- おやつの回数は1日2回までが理想的。
- だらだら食べ・ジュースをちびちび飲むのはNGです
- 飴・グミ・キャラメルは「歯にくっつきやすい」要注意アイテム
- 果物やチーズ・おにぎりなど「お腹にたまるおやつ」もおすすめ
子どもの歯医者嫌いを克服する方法
この時期は「歯医者はこわいところ」というイメージを持ちやすい年頃。まずは無理に治療をせず、慣れることからスタートします。当院では無理な治療は一切行わず、やさしい声かけとペースに合わせた対応を大切にしています。
- ご家庭ではごっこ遊びで「お口をあーん」の練習
- 予防処置やクリーニングでまず“通院体験”
- 上手くできたらご褒美など成功体験を積み重ねる
指しゃぶり・おしゃぶりの影響
3歳を過ぎても習慣が続く場合、歯並びやかみ合わせに影響を及ぼすことがあります。生活の変化やストレスが原因のことも。やさしくサポートしましょう。
- 指しゃぶり・おしゃぶりが続くと、出っ歯や開咬(前歯が閉じない)になる可能性があります
- 無理にやめさせるのではなく、声かけと安心感を大切にしてください
- 保護者だけで難しい場合は、歯科での相談もおすすめです
まとめ
3〜5歳は“歯の習慣”を楽しく身につける大切な時期です。「痛くなる前に行く歯医者さん」を目指して、定期的なチェックと予防ケアを取り入れていきましょう。お子さまの笑顔と健康な歯を守るお手伝い、当院におまかせください。
ページ監修者
あおやま歯科・武蔵境 院長 青山 浩輔
予防歯科を基盤とし、拡大鏡・マイクロスコープによる精密治療で再発を防ぎます。口腔内カメラを使用した分かりやすい説明と、丁寧なカウンセリングにより、歯科治療に不安をお持ちの方も安心してご来院いただけます。
当院は武蔵境の方はもちろん武蔵野市近隣にお住まいの皆様の健康で笑顔あふれる毎日をサポートするため、スタッフ一同全力で取り組んでおります。
